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カルチャーの起点、co-ba KESENNUMA。

co-ba KESENNUMAは、気仙沼エリアで活動している人達が集まるシェアオフィスです。先日、co-baのコミュニティマネージャーの志田淳君にインタビューしました。

co-baのコミュニティマネージャーの志田淳君 Photo by Momoko Muramatsu

【Nishant】co-ba KESENNUMAはいつできた?

【Atsushi】オープンしたのは2014年の8月。だからもうすぐ、丸4年になります。そこから、俺が出入りするようになったのは次の年の2015年ぐらいかな。

【Nishant】あつはco-baができた頃にどこにいた?

【Atsushi】2014年の4月に大学を卒業して帰ってきたから、気仙沼に帰って来たばかりの頃で、シェアオフィスというもの自体があまり良く分かってない時だった。たまたま遠方から知人が来てくれて、その人が渋谷にあるco-baっていうオフィスが気仙沼にも出来たらしいから行きたいということで、一緒に初めて来たのがちょうど8月のオープンの頃。(オーナーの)杉浦さんにもそのときに初めて会って。

【Nishant】初めて入った時はどういう印象だった?

【Atsushi】きれいなところだなって。今よりもう少し物が少なかったかな?だから白い壁がすごい印象的だった。すごく解放感がある場所だなって。

【Nishant】杉浦さんが元々co-baを初めた理由は?

【Atsushi】色々な人がボランティアとか復興支援で気仙沼に入って来て、そのまま帰って行くっていうのがスタンダードな流れだったと思うんだけど、それだけじゃなくて、NPOの人たちとか、個人事業主の人たちが、より気仙沼で仕事をできる場所があったらいいんじゃないかなって。そこからco-ba shibuyaを運営している「ツクルバ」っていう会社の人たちに出会ったみたいで、話をして、co-baを気仙沼でやろうと。

【Nishant】気仙沼に外から来ている人がより働きやすくて、より面白いことが生まれる環境を作る目的だったんだ。

【Atsushi】根付いて広がるという場所が当時あまりなかったみたいで。根付ける場所というか。物件も今より全然なかったし、物件を借りてまで被災地で事業を起こそうっていう熱量の人ばかりじゃないと思うし、やりたくても難しいことがたくさんあると思うから。そんな中で、こういう(シェア)スペースが必要だなと感じたみたい。

【Nishant】今co-baは日本全国に何か所ぐらいあるの?

【Atsushi】24か所かな。

【Nishant】co-ba KESENNUMAは何番目?

【Atsushi】ここは5番目かな?都内には何か所かあって、渋谷とか、当時は赤坂とか。初めて東京以外のco-baの地方展開が、気仙沼だったみたい。

【Nishant】今のco-baは気仙沼の中で、どういう役割があると思う?震災から7年も経って、街がだいぶ復興してきてはいるし、NPOもこれから増えることはあまりないだろうし。初めた時からまた違う役割も出てきたと感じることは何かある?

【Atsushi】最近よく使っている言葉は「秘密基地」。co-baは気仙沼に、文化を作れる拠点だと思う。音楽があって、人が集まって仕事をして、お酒飲んでご飯を食べて、色んな人と話をして…。それを続けて行くと、co-baを起点にした文化が気仙沼に出来ていく気がしていて。カルチャーを作る拠点、カルチャーを発信する拠点というか。それを砕けた言い方にすると「秘密基地」かなぁ。

【Nishant】どういうカルチャーを作りたい?

【Atsushi】俺が個人的に好きなカルチャーは、70年代のBritish Punk。Sex Pistolsとか。一方で、アメリカの西海岸のスケーター文化もすごく好き。その二つが共通しているところは、カウンターカルチャーだっていうところだと思う。下から突き上げるというか、草の根というか。そういうニュアンスのあるカルチャーが好きだし、それにたくさん影響を受けてきたからこそ、今の自分がいると思ってて。その自分がいまco-ba KESENNUMAを運営しているってことは、自然とそういう色になっていくと思うんだよね。だから、あくまで民間主導のアクションで。

co-ba KESENNUMAの特徴としては、何かを良くするために仕掛けるんじゃなくて、自分たちが楽しいと思うことをやり続けているってことだと思っていて。それが文化になるような気がする。だからちょっと、不真面目な感じというか(笑)。授業中は居眠りして、放課後に思いっきり遊ぶイメージ。いかに面白いことやれるか、いかに楽しく過ごせるかが大事で。そういう文化がここを起点に生まれたらいいなと思う。楽しいからやれるし、継続できるじゃん?継続していくことで文化が生まれると思うんだ、すごく端的に言うと。文化になるには自分たち自身が楽しんでいなきゃいけないし、そもそも文化は作ろうと思って作れるもんじゃないと思うし。だから、自分たちが楽しいことを続けていくことで、なんとなく文化ができていくかなと思っている。

【Nishant】なるほど。co-baで文化を作るというより、やっていることによって文化が生まれる感じだね。やっていることによってカルチャーが生まれる。

【Nishant】最近何か面白い出会いとかあった?

【Atsushi】co-baを運営している本社の、ツクルバの人たちとコネクションが出来たことがすごく面白いなと思う。自分たちがやっている仕事への確信と、それを提供する熱量は本当にすごいなって。ツクルバの人たちは気仙沼に足りていないものをたくさん持っていると思うんだ。そもそものシェアオフィスの概念自体もそうだし。本来気仙沼にある豊かさとは、また違う豊かさを持ってるというか。既にある物を受動的に楽しむことじゃなくて、自分たちが新しいものをクリエイトして、そこから新しい価値が生まれていくっていう豊かさ。ツクルバの人は「儲けよう」っていう利益が優先される働き方はしてないと思うんだけど、自分たちが確信を持ってやっていることは仕事として全然成立していると思う。やりたいことを仕事にして、豊かに生きてる感じがする。そういう意味の豊かさは、まだ気仙沼には浸透しきっていない気がするなぁ。

【Nishant】シェアオフィス自体はすごい都会らしいものというイメージがあって、それをまた地方でやるのが面白いよね。

【Atsushi】地方ではシェアスペースとか、シェアオフィスの使い方が分からない人がまだまだ多いと思うんだ。もちろん俺も最初はそうだったし。使える人がまだ少ない中で、こういうスペースが出来てきているっていうのはすごく良いなと思う。できちゃったら、あとは浸透するしかないし、させるしかないし(笑)。

あと仕事の面でもライフスタイルの面でも、気仙沼にはロールモデルがたくさんいるなって思う。フリーランスとかそうじゃないとか関係なく。そういう人たちを見ることで、街が少しずつ変わっていく気がする。(廣野)一誠さんとか、底上げのなる(成宮崇史)さんとか、ロールモデルが身近なところにたくさんいてくれるのが本当にありがたい。この狭い地域の中で、すごいなぁと思う人が沢山いる。

【Nishant】本当にすごいよね。この狭い地域の中で、これだけメンターに恵まれている町があまりないと思う。

【Atsushi】俺もそんな気がする。

【Nishant】都会とかだと、色々な考え方で生きている人がいるし、メンターする力のある人もたくさんいるだろうと思うけど、丁度よくアドバイスしてくれる人と中々出会えないと思う。気仙沼だと、身内にこれだけ色々なスキルを持って、相談に乗ってくれたりする人がいることは本当にありがいたいよね。

【Atsushi】みんな一極に集中していないしね。全員が同じことやっている訳じゃない。それぞれにやりたいことがあって、それぞれにエネルギーがあって。面白い街だよね、気仙沼。

【Nishant】今やっていることで社会課題の解決ができて、豊かな暮らしができることは全然確実じゃない。明日何があるか分からない中で、今日はアクセルに全ての体重をかけて、全力で走っている人が周りにたくさんいるよね。それは本当に気仙沼のカッコ良さだと思う。

【Atsushi】それで出来た道がさ、たぶん文化って呼ばれると思うんだ。だから今はアクセルを踏むしかない。アクセルを踏んでるのは楽しいしね。みんな走っている。一人じゃないからさ。負けたくないしね。

【Nishant】たまにカーブのところで失敗して、事故ったりするけどね。マリオカートみたいに激突して(笑)。

【Atsushi】たまにバナナ踏んじゃうからね(笑)。でも逆にいま星を掴んだから、俺はチョー無敵みたいな時もあるよね(笑)。ゾーンに入った感じ。

【Nishant】でも星は一瞬だからね(笑)。

【Atsushi】そう!そこで調子に乗るとさ、またバナナなんだよ(笑)。

インタビュー途中でこの写真がいつの間にか撮られた… (笑)

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